ABOUT
石黒 香 (1991 JP)
幼少期より群馬県前橋市でモダンダンスとクラシックバレエを習う。 2013年日本女子体育大学舞踊学専攻を卒業、その後同大学の助手を務める。2016年にベルギーに渡欧し、王立アントワープ芸術学校でコンテンポラリーダンスを学び2019年Profssional BA を取得する。 石黒の芸術活動は、ダンスにおけるテクニックに焦点を当てることから離れ、よりシンプルで人間的で生命的な動きに基づいた、反復的で小さな動きの変化を伴う新しいムーブメントの言語を模索している。 また彼女は、自分自身のパフォーマーとしての立ち位置に疑問を持ち、観客とパフォーマーの関係性、そしてその境界をどのようにして揺るがすことができるか、リサーチを進めている。それはインタラクティブなパフォーマンスという単純な方法ではなく、むしろ両者に境目がなく、パフォーマーと観客が同じ空間にいて、同じ瞬間を過ごしているという共通の感覚を作り出すことを目指す。私たちが一つの瞬間にいるということを再認識することが重要だと考え、そこから「今ここ」のリアリティを強調することを心掛けている。彼女の作品は、観客没入型の作品で構成されており、観客がどのようにして互いに関係し合っていることを徐々に意識し、また他者を見ることで、自分自身を認識できるかを探求している。 2018年からは、『Last , First』(2018年)、『夢うつつ』(2018年)、『脳内ボイス』(2019年)などのパフォーマンスを行っており、『HACHŌ/波長』(2021年)はDansand festival (BE)に参加作品。 ダンサーとしては振付家 Francesca Chiodi Latini for JARDIN POILU(2020), Timothy Nouzak for Common Works(2021)などの作品に参加する。 |